この11月2日で、AMDAネパール子ども病院が設立してから10周年を迎えるにあたり、さまざまな事業が目白押しで、新聞やテレビの取材が次から次へとあり、とにかく忙しい、忙しい。嬉しい悲鳴ですけどね。
そんなこんなで、なかなか記事を紹介できてなくてごめんなさい。
特に、AMDAネパール子ども病院をモチーフにした絵本「ありがとぅね」の取材が凄いんです。全紙制覇の勢いです。
そんな中で、一番最初に記事にしてくれたのは・・・・・
毎日新聞でした!
まあ、この病院作った立役者が、毎日新聞と毎日新聞社会事業団だから、容易に想像できますよね。
それで、少し前になりますが、10月1日に掲載された毎日新聞の記事をご紹介しますね。
~~2008年10月1日(水曜日)毎日新聞朝刊~~
希望与えた神戸の絆
AMDA開設 ネパール子ども病院10周年
淡路島の医師が絵本に
阪神淡路大震災(95年)の被災地から集まった義援金などを基に、ネパール南西部のブトワル市に開設された「AMDA(アムダ)ネパール子ども病院」が今秋、設立10周年を迎えるのを記念し、国際医療NGO「AMDA兵庫県支部」が絵本「ありがとぅね」を近く出版する。作者で兵庫県淡路市の内科医、鈴記好博さん(43)は「KOBEとネパールの人々の絆(きずな)で病院が作られ、多くの母子に夢と希望を与えていることを世界中に知ってもらいたい」と語る。
病院は、震災でネパールを含む途上国から物心両面の支援を受けたお返しに、AMDA(アジア医師連絡協議会、本部・岡山市)と毎日新聞、毎日新聞社会事業団がキャンペーンに取り組み、被災地から寄せられた浄財などで建設され、98年11月に開設。AMDAネパール支部が運営している。ネパールは衛生環境の劣悪さなどから、妊婦死病率が日本の60倍、乳幼児死亡率が日本の25倍に上り、病院には各地から大勢の妊婦らが来院する。
絵本は、現地で神聖な動物とされる牛と、子どもが主人公。病院設立の経緯や、病院で始めての赤ちゃんが誕生する場面などを、ユーモアを交えて紹介している。絵本作家でもある鈴記医師は「両国の互いの支援への感謝の気持ちを表現したかった」と、本のタイトルを決めた。AMDA兵庫県支部長の江口貴博医師(43)は「絵本を通じて、ネパールの子どもたちへ更なる理解を」と呼びかけている。
A5判36ページ。日本語版2000部とネパール語・英語の併記版1000部を発行。1部500円。売り上げは来年1月に増設予定の周産期病棟の建設資金に充てる。希望者は同支部(078-911-7851)へ。
写真:「AMDAネパール子ども病院」の絵本を描いた鈴記好博医師=兵庫県淡路市で
【藤原崇志、写真も】