*ミャンマー・サイクロン被害に対する緊急支援活動 3

  

AMDAは、10日、ヤンゴン管区南部において医療支援活動を開始した。

   
ミャンマー人スタッフで構成されたAMDA医療チーム(医師4人・保健師3人・補助2人)による巡回診療を、11日から行なっている。一日当たりの平均診療患者数は120~150人で、乳幼児を中心に下痢などの消化器疾患が多い。加えて、不安など心的外傷を負っているケースも多く見られるとのことである。
  

ヤンゴン管区南部の被災地は、復興には程遠く、食料他支援物資は被災者に届いていない。
   

バンコクで後方支援に従事していた谷口調整員は、13日、日本に帰国した。

   

【ヤンゴンで支援活動に従事している日本人職員】
AMDA社会開発機構 理事長      鈴木俊介
AMDA社会開発機構 現地事業統括   竹久佳恵
AMDA社会開発機構 調整員      畑山ゆかり

   

【バンコクで後方支援している日本人職員】
AMDA本部職員 調整員(緊急救援担当)  谷口敬一郎
8日日本出発~13日帰国

   

【被災状況】
大型サイクロン・ナーギス(Nargis)は、5月2日夜から3日にかけてミャンマー中・南部を直撃した。ミャンマー国営テレビは、死者3万1938人、行方不明2万9770人と伝えた(12日夜)。国連は、被災者は150万人以上と発表している。

   

【AMDAがミャンマーで実施している事業】
http://www.amda-minds.org/projects/myanmar/index.html

1.中部乾燥地域事業
マンダレー管区メッティラ県、ニャンウー県、マグウェ管区パコク県1995年より、母子の健康増進を目的とした包括的なプライマリー・ヘルスケア・プロジェクトを実施。また、約1,500人の女性を対象に、農村家族の所得向上と自立支援を目的としたマイクロクレジットプロジェクトも行っている。

2.コーカン事業
北シャン州コーカン特別地区
ケシ栽培が禁止された翌年の2004年より、少数山岳民族の人々を対象に、貧困農村支援プロジェクトとして、緊急食糧支援、小規模インフラ施設整備、保健衛生教育、技術訓練を実施。2007年より、緊急食糧支援から地域社会の復興へ軸足を移して活動(母と子の栄養改善支援事業)を展開している。

  

<<皆様からの募金を受け付けております>>
郵便振替:口座番号01250-2-40709  口座名「AMDA」
*通信欄に「ミャンマー・サイクロン」とご記入下さい

  

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