(前回は、病院の周囲の風景の移り変わりについて視察しましたが、今回は病院敷地内の風景について・・・・)I
病院の敷地内に入ってくると、AMDAネパール子ども病院の本館が見渡せます。
これが、世界的に有名な安藤忠雄氏がボランティアで設計して下さった、本館ですね。
そして、病院の門のすぐ左脇に、ジェネレーター(自家発電装置)があります。
これは日本からの支援で数年目に出来たもの。
ネパールは、停電が当たり前なんですが、医療機器にとっては、停電で働かなくなるのはとっても大変なこと。
それで、自家発電をできるように、ジェネレーターが寄贈されたんですね。
それから、岡山の有志が集まって数年前に結成された「ネパール子ども病院に救急車を贈る会」によって贈られた、救急車も現役で活躍中。
そして、僕の豊中の病院の外来に来ているKさんを中心に、寄付を募って寄贈された、スタッフの送迎用のバス。
そのバスの寄贈者の方が、僕の外来の患者さんだったとは!本当に縁とは不思議なものですねー。(その記事はこちら )
でも、日本からの寄付だけではなくて、ネパールスタッフの努力によって、出来たものもあるんですよ。
まず、玄関前にできた、車止め。
そして、その脇に、病院の名前を刻んだ花壇。
それから、救急入り口の横には、雨がしのげて順番待ちができるベンチが出来ていました。
ネパールのスタッフなりに、いろいろ患者様のことを考えて工夫している様子が伺えました。
何より、病院を訪れる人に対する心遣いが感じられました。
そうそう、牛さんもいましたよ。
AMDAネパール子ども病院の10周年記念にむけて創られる絵本、牛が主人公なんですよ!
絵本にぴったりの写真が撮れて、大満足の、敷地内視察でした。