*バングラデシュ・サイクロン被害に対する緊急医療支援活動 5
第一次緊急医療支援チームは、11月24日、最大の被災地の一つとされるパトゥアカリ県ミジャガンジで支援活動を開始した。12月1日まで、支援の行き届いていない同県の村々を回り、診察と支援物資の配布を中心とした活動を行った。
今後、インド・スリランカ・インドネシア・フィリピン・台湾・韓国各AMDA支部からの派遣も予定している。
<報道機関向け記者会見のご案内>
日時: 12月6日14:00~
場所: すこやか苑4階多目的室
(岡山市楢津310-1 AMDA本部隣接)
報告者:館野 和之 調整員 AMDA本部職員
谷口 敬一郎 調整員 AMDA本部職員
菅波 茂 AMDAグループ代表
【活動開始日】
11月17日、AMDAバングラデシュ支部が緊急救援を開始
【第一次・第二次緊急医療支援チーム】
計22人
(医師4人・医療補助員4人・調整員4人・アシスタントコーディネーター10人)
<第一次>
館野 和之 調整員 AMDA本部職員 岡山市在住
谷口 敬一郎 調整員 AMDA本部職員 岡山市在住
AMDAバングラデシュ支部 調整員2人
日本・バングラデシュ友好病院 医師2人・医療補助員4人
AMDAバングラデシュ支部、日本・バングラデシュ友好病院
アシスタントコーディネーター10人
<第二次>
AMDAネパール支部 医師2人
【活動地】
パトゥアカリ県ミジャガンジ郡
チョーカリ村、カクラバニア村、デウリ・スベドゥカリ村 他
(Charkhali/Kakrabania/Dewil Subedkhali
Mirzaganj Upazila, Patuakhali District 首都ダッカから南へ約150km)
【活動内容】
1.巡回診療
2.経口補水液(ORS)と医薬品(抗生剤・鎮痛剤・抗原虫剤・駆虫剤・皮膚薬他)の投薬、配布
3.水質浄化剤の配布
4.米など非常食の配布
5.子どもへビスケットや古着のセーターの配布 他
【被災状況】
11月15日夜、バングラデシュ南部に上陸した大型サイクロン「シドル」は、南部沿岸部を中心に甚大な被害をもたらした。30日政府発表では、死者3,268人、負傷者39,773人、全壊家屋56万軒、被災者約850万人。
【AMDAバングラデシュ支部】
1998年甚大な被害をもたらした洪水の緊急救援活動をきっかけに、1999年より保健医療、小規模融資(マイクロクレジット)、職業訓練から成る農村総合開発事業をムンシゴンジ県ガザリア郡で行なっている。2004年7・8月の洪水被害に対しても、本部と連携して緊急医療支援活動を実施した。
【協力団体:日本・バングラデシュ友好病院】
日本の大学院に留学していた医師3人が創立者となり、1994年4月首都のダッカに設立された。現在は100床の総合病院に発展し、バングラデシュにおけるAMDAの災害拠点病院であり、AMDAバングラデシュ支部の事務所の所在地でもある。
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口座名「AMDA」
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