*AMDA速報2 ソロモン諸島沖地震・津波緊急支援活動
ヴィーラヴァグ調整員は、オーストラリアとソロモン諸島首都ホニアラで、国家災害委員会(NDC)、保健省など関係機関との調整及び情報収集を行った。
その後、ギゾ島で、保健省の出先機関を訪問し、調査を開始した。
水源の汚染や衛生環境の悪化、病院施設への交通手段が限られていることから、マラリアや下痢、呼吸器系の病気のリスクが高まっている。また、ソロモン諸島西部の島々では、11日から12日にかけて、マグニチュード3程度の余震が続いている。政府は、13日で緊急段階は終了し、今後は復旧・復興段階に移ると住民に訴えているが、新たな津波到来の噂が後を絶たず、数多くの被災民が自宅から高台に避難している。
地震・津波の発生から11日経った現在も、インフラは復旧せず、飲料水や食料は依然として不足しているとのことである。
【派遣者】
ニティアン・ヴィーラヴァグ
調整員 岡山市在住(オーストラリア国籍)
元AMDAスリランカ医療和平事業副統括
AMDAでの緊急救援活動:
2006年12月フィリピン台風21号緊急医療支援活動
2007年1月スマトラ島北部洪水緊急医療支援活動
ヌール・スーリヤ・ヴィーラワン
医師(麻酔科) AMDAインドネシア支部所属
インドネシア共和国マカッサル在住
【活動開始日】
4月7日
【参考】
ソロモン諸島では、4月2日、首都ホニアラ北西345kmのニュージョージア諸島で、マグニチュード8.1(震源の深さは10km)の地震が発生し、その後、大規模な津波が押し寄せた。
死者35人、少なくとも1,500人は緊急援助が必要とされている。
(NDC、12日現在)
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口座名「AMDA」
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