今日も、一冊本を紹介させて下さい。今日のブログに出て来た本です。
本のタイトルは、「ひかりの世界」。葉祥明(ようしょうめい) という人が書いた絵本です。
この本を教えて下さったのは、研修医の時に受け持ったこどものお母さんでした。その子は、人工呼吸が付いていたため、ベッドの上での生活だったのですが、携帯の人工呼吸を持って、車いすで週に1回散歩に出るのが楽しみで、その散歩に付き添うのが研修医の役目。近くの大倉山公園へ良く散歩に行きました。
しかしながら、その子は、力及ばず、不幸にも帰らぬ人となってしまいました。しばらくして、送られてきたのがこの本でした。「この本と出会って癒されたので、先生にもお送りします」といった内容の手紙が添えられていました。
序文は次のように書かれています。
愛する者をなくした人、
命の永遠性を信じる人、
生きることの意味と目的を
考えるすべての人へ・・・・・・
To those who have lost a loved one
To those who believe in eternity
To all those who think about the meaning and goal of life
亡くなったこどもの言葉で、残された人たちに語りかけてきます。癒されると同時に、「死」について見つめることで、「今に生きること」の意味を知ることができる絵本です。
一度、読んでみられてはいかがでしょうか。
- ひかりの世界/葉 祥明
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