こどもたちの治療にあたっていると、いつも学ばされることが多い。


一つは、その適応能力


最初は、「入院、いやだぁ。」と言って泣いていたと思ったら、すぐ看護婦さんと仲良しになったり、友達をつくったり。ずっとベッドの上でも、新しい遊びを見つけたり。その場、その場に適応していく。


また、そのたくましさ


病気の軽い重い、それぞれだが、自分の病気をしっかり受け止め、ひとつひとつ乗り越えようとする。乗り越えた後は、もっとこころがたくましくなっている。


そのうち、自分の病気でも大変なのに、他の子の世話をしたり、遊んであげたり。また、抗ガン剤治療で個室に入ったこどもに手紙を書いたり。


病気から何かを学び、そして優しく、たくましくなっていく。病気を乗り越えた後、自分もこどもたちのためにと、保育士や看護師、介護福祉士になったこどももいる。


また、いつも、いつまでも一生懸命生きようとする。途中で投げ出したりしない。


助からない命であっても、最後の最期まであきらめない。短い命を精一杯生きる。


そんな姿から、ご両親や家族、また医療にあたるスタッフもたくさんのことを学び、みんなのこころの中に、永遠の命を刻んでいく。


それぞれ人は、何かの目的を持って、この世に生をたまわるのだろう。人生はその長さが大切なのではなくて、命の質だと思う。そんな思いに至らせたものは、最期まであきらめないこどもたちの姿だ。


スクラップブックも見に来てね!
http://scrapbook.ameba.jp/brain-int_book/

    
人気ブログランキング なにとぞご協力を!
読んで頂けたら、ここをクリック ↓お願いしますm(_ _)m

本日のランキングは? 人気ブログランキング