勤務医のこだわり【第25回】~ジャミックジャーナル11月号より

見開き記事


「ネパールこども病院支援の支援のため資金調達に奔走」


題名と写真

半永久的な資金調達のために

半永久的な資金調達


00年、常勤での勤務とAMDA兵庫の活動を平行していくことに限界を感じ、非常勤勤務の掛け持ちという道を選んだ。


「一大決心でした。当初は非常勤で7つの病院を掛け持ちました。各職場を一日休んでつなげば一週間の休みになりましたから、活動の幅が広がっていきましたよ」


00年12月、AMDA兵庫の援護部隊として、こども病院や福祉団体を支援する資金を調達するため、(有)奇兵隊を立ち上げた。初期メンバーは、医療関係者、酒販店経営者、公設市場社長など異業種の7人。「花には水を、人には愛を」を社訓に掲げ、資本金300万円からのスタートだった。


その後、チャリティボウリング大会、町おこしイベントの屋台、自動販売機の管理・販売・設置場所の紹介仲介、鯨肉の販売・・・・。さまざまな試みを繰り返したが、一時的な施策では不十分ということに気づく。


半永久的な資金調達のシステムを確立させようと、高麗人参の果実を作った健康ドリンクの販売に目をつけた。


「魅力的な商品を開発し、愛飲者が一人でも増えれば、運用できると思ったのです。製品化にあたっては、医療・健康商品開発販売を手がける山王ヘルスケア株式会社の全面協力を得て、試行錯誤を繰り返し、約7ヶ月かけて『高麗人参果実搾りスクイーズ2200』の開発までこぎつけました」


古来中国で珍重されたという生薬・高麗人参の実が使われているということが大きな特徴。毛細血管の血流を良くするというサポニンが多く含まれ、生活習慣の予防などに効果があるそうだ。


製造・流通コストが原価を上回りかねないのが実情たが、05年7月の販売から、口コミやインターネット販売を中心に約10万本を売り上げた。


「収益は、ネパールの医療支援、NPOやボランティア団体の援助に還元しています」


販路拡大が課題として残されているが、昨年12月に東邦薬品株式会社と提携し調剤薬局などで販売を開始。インターネットでの販売や、自動販売機・コンビニなどへの売り込みに攻勢をかけている。(つづく)


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