*スラウェシ島洪水緊急医療支援活動 2


インドネシア・スラウェシ島南部での豪雨にともなう洪水と地滑りで、地元当局者によると、これまでに210人の死亡が確認された。22日よりAMDAインドネシア支部の医師5人、医学生5人が被災地シンジャイならびに周辺の村で救援活動を実施している。

  
同支部の要請を受け、日本から派遣された山上正道調整員と小堀他津子看護師は、24日スラウェシ島マカッサルに到着した。25日、小堀看護師は医学生3人とともにシンジャイに向け出発し、約5時間かけてすでに救援活動を行なっている医療チームと合流した。山上調整員はマカッサルで関係機関等を訪問し、情報収集をしている。
  

巡回診療では23日に61人、25日にはシンジャイから車で45分のパポンゴ村で105人の治療にあたった。また26日にはチームを2つに分け、1つは巡回診療チーム、もう1つを被害状況把握チームとして活動を行ない、小堀看護師は巡回診療チームに同行しパポンゴ村に入った。

今後は医療支援と並行し、被災地の子ども達へ補助食品を配給する準備もすすめている。

  
<日本からの派遣者>
 山上 正道(やまがみ せいどう)調整員 岡山市在住
  AMDA本部職員 ミャンマー、インドネシア・ニアス事業担当
  (AMDAでの緊急救援活動)
    2002年1月 アフガン難民支援(パキスタン)
    2003年2月 スリランカ「医療和平」
 
 小堀 他津子(こぼり たつこ) 看護師 岡山市在住 
  医療法人アスカ会看護主任
  (AMDAでの緊急救援活動)
    1999年9月 台湾大地震緊急救援
    2005年3月 インドネシア・ニアス島緊急医療支援


 <AMDAインドネシア支部>
  医師 5人(麻酔科医師1人を含む)
  医学生8人(AMSA: Asian Medical Student Associationメンバー)
      

 

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