昨日書いた、「にじの家」構想の中で、「にじの家が誰でも出入りが出来て、託老所や託児所も一緒に」、という話を書きましたが、ちょっと補足させてくださいね。
実は、この言いだしっぺは、市場の大将、四郎ちゃん。
四郎ちゃんには、前から考えていたことがあって、それは、一人暮らしのお年寄りが元気が無いこと。
生きがいが無く、孤独死をしていくことも多いのを何とかしてあげたい。
それで、考えたのがお年寄りとこどもたちが一緒に集えるコミュニティー。
お年寄りにとっては、こどもと会って一緒に過ごすのが一番の活力の源。そして、こどもたちにとっては、高齢者の方と過ごすのは、良い経験になると思うんです。
(僕も、木曜日の往診先に、時々こども連れで訪ねたりするんですが、そのおばあちゃん、おじいちゃんは、こどもを見ると、本当に嬉しそう。意識や感情が良くなったりするんですよ。こども効果って凄いです。「また連れてきて欲しい」っていつも言われるんですよ。そして、うちのこどもにとっても、お年寄りの方と出会うのは、良い経験になっているようです。)
でも、実際、託老所はお年寄りばかり。託児所はこどもばかり。一緒になってるケースは少ないですよね。一緒にしたら、良い関係性を築けるのでは、という発想です。
ちょうど、たなちゃんの奥さんは、保育園を開いているので、将来一緒に出来たらなあ、って考えています。
そして、明石には、田や畑の休閑地が沢山あります。その休閑地を利用して、無農薬野菜や有機栽培のお米などを、お年寄りの方、こどもたち、近所の方、みんなで一緒に作って、みんなで一緒に収穫。
そして、出来たら日曜市などで販売することも、お年寄りの方の生きがいになるのでは、って発想です。
僕のふるさと、徳島には、上勝町という、高齢者が元気な町があります。最近、テレビなどでも取上げられて、ご存知の方もいると思いますが、 「いろどり」 という、町が運営する会社。
料亭などで使われる、「つまもの」を町の産業につくりあげて、その収穫を、お年寄りの方々が請け負い、かなりの収益につなげる方もいるそうです。その方たちは、本当に一生懸命で、また嬉しそう。お金って、ある意味大事ですものね。
高齢化社会を迎え、高齢者が生きがいを持って過ごせる社会の実現。そんな四郎ちゃんの夢も一緒に叶えられたら、さらにパワーアップした「にじの家」構想になりそうな、そんな予感がしています。
奇兵隊の名刺には、裏に「奇兵隊とは」という趣旨が書いてあります。最後に、それを紹介しますね。
奇兵隊とは
・全世界の飢餓、貧困、災害に対し医療援助をするNGO-AMDA(アジア医師連絡協議会)の支援
・日本の医療の現状(老人医療、小児救急)を良くしたい
そんな趣旨のもとに、職業や資格に関係なく集まり作った会社
それが有限、いや無限会社「奇兵隊」です。

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