何度も繰り返す試行錯誤と、多くの労力を使って、ようやく中身とラベルが決まりました。ここまでのどの過程も、まったく妥協は無く、奇兵隊のみんなの気持ちが入った、自信のある製品が出来つつありました。時は2005年3月、構想が持ち上がってから5ヶ月の月日が経とうとしていました。
さあ、後はビンやフタといった、いわば衣装付けの段階です。
ビンについては、自動販売機に装填できるように、ということで、強化ガラスを使うことに決まりました。どんな販売方法でも対応できるように考えた親心。これは、特に問題なく決定。
そして、フタについて、山王ヘルスケアのA社長から相談がありました。フタの上面に印刷を入れるかどうかの相談でした。
お伺いすると、フタの印刷が結構高価なのです。高価な上に、製作個数が数十万単位と大きく、販売個数がのびなければ、大多数が無用なものになってしまいます。高麗人参果実搾りの初回発注の単位は3万から5万単位。だから、何十万個ものフタを作るのはリスクを伴うものでした。無地にすれば、原価を低く抑えられ、定価も抑えられるだろう。でも、印刷を入れると、製造コストがかさみます。
ここでも、少し議論になりました。「中身に関係ないから、無地でもいいのでは?」とか、「もうちょっと売れてから印刷するか?」といった意見もありました。
でも、みんな何ヶ月も苦労して創り上げてきた中身と名前、そしてラベルです。この高麗人参果実搾りに対して、奇兵隊の誰もが、強い思い入れが芽生えていました。それは、山王ヘルスケアさんも同じ想いだったと思います。
いわば、花嫁を送り出す、父親、母親のような気持ち。フタはいわば、花嫁衣裳のようなもの。
そんな気持ちから、誰からともなく、「ちょっと高価になっても、フタに印刷を入れよう。そして、印刷したフタが無駄にならないように、販売に全力を尽くそう」という意見でまとまりました。
そして、山王ヘルスケアのA社長も、その考えに同意して下さいました。A社長も、何度も奇兵隊のメンバーと議論を交わし、親睦を深めるうち、奇兵隊のみんなが持っている気持ちと、合い通じるものが出来ていたのでしょう。快く了解してくれました。
そして、山王ヘルスケアのデザイン部によるイラストの試案を見て、みんな大満足。かわいい、高麗人参の果実のイラスト。

今こうしてこのフタを見るたび、販売頑張ろう!って気になります。みんなの想いが無駄にならないように、って。
これで、ビンとフタも決まりました。後は、「高麗人参果実搾り・スクイーズ2200」を入れる包装と梱包用のダンボールの作成ですね。(つづく)
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