ネパール抗議デモ負傷者緊急医療支援活動 開始

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ネパールでは4月6日以降、主要7政党の呼びかけによる全国ゼネストと民主化要求抗議デモが続き、デモ隊と治安当局との間で衝突が発生している。20日、首都カトマンズを囲む環状道路では、政党活動家らが外出禁令を無視し十万人近いデモ隊員が集結した。報道によると、治安部隊の発砲などで、これまでに全国で14人が死亡、100人以上が負傷しているとのことである。

  
この緊急事態に対し、ネパール政府がAMDAネパール支部にデモの負傷者に対する医療支援を要請した。AMDA本部は、ネパール支部からの要請を受けて、積極的に中立の立場を示すためAMDA多国籍医師団の派遣を決定した。
  

日本人調整員一人を、明日22日先発として派遣する。引き続き、医療従事者の派遣を検討している。

  

【日本からの派遣】
 派遣者:谷口敬一郎(たにぐち けいいちろう) 

      調整員 岡山市在住 広島市出身
      AMDA本部職員

(スリランカ医療和平プロジェクト本部担当)
 派遣日:

4月22日 岡山駅19:42発のぞみ48号 新大阪経由
        関西空港 21:36着
    23日 関西空港 01:25発 タイ国際航空673便
        バンコク 05:15着 
          10:30発 タイ国際航空319便
          カトマンズ12:35着予定
             
【AMDAネパール支部】
 4月17日、カトマンズで巡回診療を開始。デモ参加者と治安当局双方の負傷者を治療している。
 

*AMDAホームページhttp://www.amda.or.jp/  に救援活動の様子を撮影した写真をアップしていますのでご覧下さい。

【皆様からの募金を受け付けております】
 郵便振替:口座番号01250-2-40709
 口座名「AMDA」
 通信欄に「ネパール・デモ」とご記入下さい