今週木曜日の往診は、人数も少なく、落ち着いていましたので、合間の時間を見つけて、近くの雪の御所公園の桜を見に行って来ました。

雪の御所、満開の桜

  

雪の御所は、阪神大震災の後、神戸大学病院が救護所を作り、被災者の健康相談、内科検診を行なっていた場所で、震災後、僕も医療ボランティアをしていた懐かしい場所です。

雪の御所のちょうちん

  

神戸は、ほとんどの川の脇にたくさんの桜を植樹してあり、川沿いを歩けば、どの川でも桜が楽しめます。この時期、桜に包まれる神戸は、本当に綺麗ですよー。雪の御所の公園も川沿いにあり、川辺の桜が素晴らしいです。

雪の御所、川辺の桜

  

震災当時は、被災者のテントや炊き出しもあり、たくさんの被災者が内科検診、医療相談に来ていましたが、震災後綺麗に整備され、当時の風景とは、かなり違ったものでした。

  

数人の人が、桜を見に集まっていました。自転車や車椅子で来られた人も。

雪の御所、車椅子

  

こどもでしょうか、地面に書かれた相合傘。のどかですねー。

相合傘

  

また、桜見の宴会をしようと集まって準備をしていた人たちもいました。昼から宴会とは、うらやましい。

宴会の準備

  

そんな長閑な雰囲気からは、震災当時が遠い昔の事のように思えますね。でも、10年一昔といいますから、もう遠い昔の事なのかも知れません。

  

神戸は、元は福原の宮として、平清盛が打ち建てた都。そして、雪の御所は、平清盛が住んでいた御所があったとされる場所です。もちろん、その御所も跡形も無く、諸行無常、時の移り変わりを感じずにはいられませんが。でも、800年前にも、桜の花が咲いていたのでしょうか。

桜の花、拡大

  
でも、いろいろなことがあっても、また桜の季節はやってきます。そうやって繰り返しながら、1年、1年と、月日は流れていくのでしょうね。

  

最近、妙に落ち着いていて、今回の高麗人参果実搾りのプロジェクトの事も、成るものは成るし、成らないものなら成らないこともあるでしょう。人事を尽くして天命を待つ、という心境です。もちろん、やるべき事はやる、というのに変わりはありませんが。

  

咲くのもサクラ、散るのもサクラ。咲いても散っても、サクラは桜。でも、咲いて欲しいなあ、と思う気持ちがあるのは、まだ煩悩があるせいかもしれません。でも、それもまたよし。人なんだから。

   

ちょっぴりこころの休息ができた、雪の御所公園の桜見でした。

  

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