2004年秋。まもなく、奇兵隊立ち上げから、4年の歳月が経とうとしていた時だった。
AMDA兵庫の運営資金を作るために立ち上げた「奇兵隊」。資金集めのためにトライした、様々な事業の数々。
そこそこの資金集めにはなったが、本格的事務局経費や、AMDAネパールこども病院への大きな寄付という程の資金には、未だなっていなかった。
僕自身の考えの中にも、立ち上げから5年が一つのメドと考えていた。
また、奇兵隊の皆にも、以心伝心、そろそろ勝負に出ないといけない、という思いが徐々に高まっていった。
毎月のように、現状報告、今後の展開について話し合ううち、そんな思いを、酒屋の大将、壮ちゃんが切り出した。
「奇兵隊も4年になり、そろそろ勝負に出る時期とちゃうか。今まで作った人脈で、これっていう、奇兵隊の大きな事業を立ち上げるタイミングかもしれんなあ。もちろん、失敗するかも知れんけど。」
さらに、壮ちゃんは続けた。
「それには、やっぱり、高麗人参果実の健康ドリンクとちゃうか。そして、高価な健康食品ではなく、良いものを手軽にとれるような、自動販売機に装填できるような、健康ドリンクが良いんとちゃうかなあ。」
自分たちで売るには限度がある。自動販売機に装填できるような健康ドリンクをつくれば、自販機に入ることで信用力になるし、自然に本数が出て行くだろう。また、自動販売機以外でも、販売大手の企業が取り組んでくれれば、薄利多売ではあるが、大きな資金作りになりうるのでは、という発想だった。
「よっしゃ!それで勝負に出よう!」と誰からとはなく、気持ちが一つになった。これなら、皆の力が結集できるプロジェクトだと。
じゃあ、どんなドリンクが良いか考えよう、ということで、そこから毎週のように夜遅くに集まり、新しい健康ドリンクの構想を温めていくことになった。(つづく)
今日の写真、「震災12年目の神戸の桜」
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