AMDA速報8 比レイテ島地滑り災害に対する緊急医療支援活動
27日(月)は、クリストレイ高校避難所17教室滞在者への生活支援物資の贈呈、同避難所に滞在する35人の10代の孤児への支援寄付、そして、22名の健康診断を行った。
降水量が少なくなり、徐々に避難者が村に戻りはじめたこと、初期的治療の必要な患者は減ってきていること等から、現地調整員1名を残し、日本からの医師看護師、インドネシアからの医師による医療チームは、一旦帰国することとし、同日3時レイテ島を出発しマニラに移動した。日本チームは明日夜関空に帰国する。
これまでの受診者数合計は315名となった。今後は、今回の緊急救援でレイテ島現地語通訳としてAMDAチームで働いてきた女性(レイテ島出身の小学校教諭)が調整員として被災地に残り、情報収集にあたるとともに、本部との連絡要員となる。
【28日の活動】
クリストレイ高校の17の教室に分かれて滞在している災害避難者のための、生活支援物資を、同校シスターを贈呈先代表者として、物資の贈呈を行った。生活支援物資の内容としては、粉ミルク(0~1歳児用、1~5歳児用)、石鹸、洗濯用洗剤、消毒薬、生理用ナプキン、食料品、携帯ラジオ等。・同校に滞在する35名の10代の孤児の支援として、約18万円の寄付を贈呈した。・同校の校庭中央に設置されたテントにて、22名の受診者に対応。・4時マニラ入り。
【3月1日の予定】
マニラにて関係機関への報告。タイ航空TG620便にて日本からの4名帰国。関空着PM9:00
【3月2日の予定】
岡山にて帰国報告記者会見。薮谷医師、竹内看護師、木下本部職員、小山調整員出席。場所 すこやか苑4階多目的室 (岡山市楢津310-1 医療法人アスカ会施設内)時間 3月2日(木)12:00より
【現在のチーム編成】
現地統括AMDAフィリピン支部長 Dr.P.Chua (AMDA International名誉顧問、元フィリピン医師会会長)
アドバイザー Dr. マトゥ 南レイテ医師会会長 現地受入団体南レイテ医師会
調整員 奥谷充代/おくたにあつよ/AMDA本部職員 大阪府出身岡山市在住
木下真絹子/きのしたまきこ/AMDA本部職員 大阪府出身岡山市在住
小山奈嘉子/こやまなかこ/派遣調整員 岡山県出身倉敷市在住
医師 薮谷亨/やぶたにあきら/一般内科医師 聖隷三方原病院所属 浜松市在住 AMDA登録医師
Iryawan Idris AMDAインドネシア支部医師
Mahendratama P.Adhi AMDAインドネシア支部医師
Ade Bangsawan AMDAインドネシア支部医師(マニラにて後方支援)
看護師 竹内美妃/たけうちみき/看護師 北海道厚岸郡在住 AMDA登録看護師
協力団体 (敬称略)金光教平和活動センター
J. S. Foundation
ミニストップ(3月5日まで各店舗で募金箱設置)
【皆様からの募金を受け付けております】
郵便振替:口座番号01250-2-40709
口座名 :AMDA
通信欄に「レイテ島」とご記入下さい。