戦争や災害時に国際緊急支援の医療を行うNPO、AMDA(アジア医師連絡協議会)。ここ数年は地域に根ざした援助を行おうと、ネパールやタイ、ミャンマーなどの地域で病院を設立し、医療活動に力を入れている。1998年には、AMDAネパールこども病院を開設した。この病院の立ち上げメンバーであり、運営を担っているのが水の都脳神経外科病院に勤務する江口医師だ。
この病院の設立のきっかけとなったのは、阪神大震災だったという。「震災当時、在籍していた神戸大学附属病院には多数の重傷患者様が運ばれて来ました。本当に悲惨だった。その時、日本全国のみならず世界中から医師や看護師が駆けつけてくれました。その時の恩返しをしようと被災地に呼びかけ、日本より25倍も死亡率が高いネパールのこどもたちを救おうとできたのがこの病院です」と言う。設立から6年がたち、外来患者数は25万人をこえ、今年1万人目の新生児が生まれた。
「設立するのも大変だけど、維持するのはそれ以上に大変」と言う江口医師は、AMDA兵庫の事務局長も務めている。NPO活動だけに、資金集めには苦労する。「NPOがよりよい活動をするためには、企業や善意に頼るだけでなく独自の収入を得る必要がある」と考えできたのが、健康ドリンク「スクイーズ2200」だ。ネパールこども病院の支援を行う山王ヘルスケアから発売される当商品は、高麗人参果実搾りドリンク。4年に1度しか実をつけないといわれる高麗人参の果実を使った栄養価の高い健康補助食品なのだそう。1本150円、薬局やドラッグストア、ジャパンビバレッジの自販機で販売予定。売り上げの一部は、病院の運営資金として役立てられる。お問い合わせは、山王ヘルスケア03-3563-2269、徳島での販売についてのお問い合わせは、フクタレコード088-652-7932まで。
江口医師プロフィール
1965年生まれ、阿南出身、徳島大学医学部卒。神戸大学大学院在学中に阪神大震災を経験。その後、兵庫県立こども病院脳外科医長として勤務中、外科部長の連医師とともにネパールこども病院設立に携わる。現在は、ボランティアを中心にしながら、水の都病院脳外科専門医として勤務。AMDA兵庫事務局長。
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