僕は、1年半くらい前から、親父とこども2人を伴って、親子三代で四国八十八カ所参り をしています。そのきっかけは・・・・


阪神淡路大震災をきっかけにできたAMDAネパールこども病院の資金集めに奔走するうちに、いろいろな方とお出会いすることができ、そのうちに高野山蓮花院 の東山泰清ご住職とご縁ができました。(ご住職の事は、またボランティアの話が進んだときに詳しくお話ししますね。)


また東山ご住職との共通の友人に、阪田さんという親父と同年代の方がいて、その方は本当に僕のボランティアの資金集めにご協力頂き、またこころの支えでもあったのですが、昨年病に倒れ帰らぬ人になってしまいました。


その阪田さんが、生前に親子三代で四国八十八カ所参りをしていることを聞き、またその写真を見せて頂いた際、阪田さんが本当に嬉しそうに話しておられるのを聞いて、僕も親子三代で参りたいと思うようになりました。


東山ご住職からも、「ゆっくり参って来なさいよ」とお声をおかけ頂き、昨年6月に3才と4ヶ月の子をつれて徳島1番札所、霊山寺からスタートしました。一日に2、3か寺、土日一泊二日を年に4、5回程度ののんびりゆっくりペース。途中、ウミガメ をみたり、ホエールウォッチング をしたり。この間は、龍河洞 に行きました。


そのうち、段々本格的になってきて、きちんと白装束で参るようになって。結構凝り性ですから。

八十八か所、4人


でも、こどもたちもちゃんとした格好で参っていると、小さいお大師さんが来たぁ!」といって皆さん喜んで下さるようです。

八十八か所、こどもたち後ろ姿


最初は、親孝行のつもりでした。脳外科医をしながらボランティアもしてるので、忙しさの余り十分な親孝行ができていない事を反省して。また、こどもたちのためとも思いました。おじいちゃんと離れて暮らしているので、おじいちゃんとのふれあいのために。


また、いままで死に立ち会った方や震災でなくなられた方への慰霊の気持ちもありました。そうしてこの間、高知の32番札所までお参りをしました。


お参りしている内に、これは自分のためでもあるなあ」と何となく気づき始めたところです。なんでもがむしゃらだった30代から、少しは落ち着き、自然の流れに身を任せられるようになってきたのかなと。ただ、もともと落ち着きが足りない方ですから、未だ未だ少しだけですけどね。


また、親子三代の珍道中なども書いてみますね。皆さんも、四国八十八か所参り、いかがですか?