*パキスタン北部地震に対する緊急救援活動を開始


 10月8日(土)現地時間8時50分(日本時間午後12時50分頃)、パキスタン北部でマグニチュード7.6(USGS発表)の地震が発生した。こ地震によりパキスタン北部地域では、ビルの倒壊など地震による影響で、死者が1万8,000人、負傷者が約4万人に達したと一部で報道されている。また被害は同国内だけにとどまらず、隣接するインド・アフガニスタンでも被害の拡大が懸念されている。


AMDAでは、この被害の甚大さを憂慮し、パキスタン・クエッタ事務所 (*1)から、ローカルスタッフで構成される支援チームの派遣を決定した。現在、日本より派遣されている佐伯美苗(AMDA本部職員)を中心に、支援チーム(調整員1名と医師1名予定)の派遣準備を進めている。編成され次第イスラマバード経由で被災現場へ向かう。

なお、現地の状況によっては、AMDA本部から救援医療チームを派遣する予定である。
      
(*1)2001年10月の米英軍によるアフガニスタンへの空爆開始直後より、アフガン難民支援活動を開始。パキスタン・クエッタ近郊のアフガン新難民キャンプにおいて保健医療支援を実施。2004年3月、UNHCR主導で開始されたアフガン難民帰還事業の成果により、バロチスタン州内に6ヶ所あった新難民キャンプは閉鎖、約5万人のアフガン難民が無事母国へ帰還した。


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