昨日は、福祉苑リーベの会のこどもたちと一緒に、待ちに待った1年に1回のバス旅行で和歌山マリナシティに行ってきました。最初に福祉苑リーベの会について説明させて頂きますね。


福祉苑リーベの会は、ダウン症をはじめとする知的障害のこどもたちの社会進出を目的として、明石と神戸で、にじ作業所」「パン工場なないろ」明石店・神戸店の3つの施設を運営するボランティア団体です。50人弱のこどもたちが、頑張って軽作業やパンの製造・販売をおこなっています。現在、NPO法人を目指して、みんなで頑張っています。


リーベの会の実質的なリーダーは、内藤さんといって、身体障害にて車いす生活をされている方です。こういった団体の場合、リーダーになるのは健常者の方か、知的障害のこどもを持つ親が多いと思うのですが、内藤さんは、同じ障害を持つ者だからこそわかりあえることも多い」との考えから、この団体を立ち上げました。知的障害のこどもたちが内藤さんの車いすを一生懸命押している姿をみると、その信頼の深さがよくわかります。


リーベの会との出会いは、AMDA兵庫とネパールこども病院の応援団として立ち上げた奇兵隊の企画するチャリティーボウリング大会に、パン工場なないろのこどもたちがつくったパンの即売会を始めたことがきっかけでした。(奇兵隊の立ち上げやボーリング大会についてはまたじっくり書きますね。)一緒にチャリティーボウリング大会を企画・運営する中で、リーベの会の窮状をきき、困った人たちをみると黙って放っておけない(こういうのを、関西ではいっちょかみといいます)奇兵隊のみんなが応援しようと立ち上がりました。


それで、行政などに対し対外的にも運営強化を図る目的で、今年4月から奇兵隊の隊長でもある僕が会長となり、また一緒にネパールのボランティア(ネパールループナガルで、マンゴーの苗を植えるボランティア)をしていた山王ヘルスケア(今回のチャリティー商品、「高麗人参果実搾りスクイーズ2200」の企画・製造をしてくれた会社です)の寺井さんが副会長となって、会を盛り上げていくことになりました。


今回の遠足は、3月の大阪海遊館への遠足に次いで、僕の2回目の参加となりました。


金曜日の夜から、徳島の水の都脳外科病院でのハードな当直あけ、7時に徳島をでてうちのこども2人を連れ、9時に明石に集合。みんなでバスに乗って、阪神高速湾岸線、阪和道を通って和歌山へ。12時頃到着し、まずは黒潮市場でバーベキューで舌鼓。おなかいっぱいになった後、ポルトヨーロッパ前で記念写真。リーベ福祉苑のこどもたちと集合写真

その後、9つの班に分かれて、ポルトヨーロッパ内のジェットコースターや乗り物で絶叫(みんな素直に絶叫してました!)したり、お買い物をしたりと楽しみました。こどもたちの表情を見れば、ほんとにみんな楽しげで体全体から幸せがにじみ出ていました。


帰りのバスでは、ビンゴゲームでこれまた絶叫!みんなに賞品があたり大満足。カラオケ大会ではマイクの取り合いとなり、大合唱のうちにあっという間に明石まで帰ってきました。


うちのこどもたちの笑顔がいつもより素直な笑顔にみえたのは、リーベの会のこどもたちの素直な心にふれたからだと思いました。この子たちの笑顔をいつまでも守っていかなくてはならないと心に誓った1日でした。