経営者に必要な思考ツールのバージョンアップをサポートする
行政書士 木川敏子です
じゃあ 使命って何?
ビジネスする上で不可欠な理念・使命・目的
先日は「目的」の話をしました
今日は「使命」について
文字通り命の使い方
英語ならmissionですね
与えられた任務・・・
江戸時代以降、産業が栄え、手広く事業を手掛けた商人が富を築きました
当時は商売人としての思想や哲学はあっても
「経営」という考え方はまだありませんでした
その考え方が生まれたのは明治時代になって株式会社ができてからです
そう
旦那さんのワンマン経営で成り立っていた商売から
組織として団結し、より大きな事業をするんだというビジョンを見るようになって
「経営」が必要になったのです
昨年のNHK大河ドラマ「青天を衝け」のセリフから時代の転換点がよくわかります
三菱財閥を築いた岩崎弥太郎は
「強い人物が上に立ち、その意見で人々を動かしてこそ、正しい商いができる」
「事業は、一人の経済の才覚ある人物が、己の考えだけで動かしていくのが最善や」
という思想の持ち主でした
方や、渋沢栄一は
「多くの民から金を集めて、大きな流れを作り、得た利でまた多くの民に返し、多くを潤す。日本でもこの制度を大いに広めねばなりません」
「才覚ある人物に、経営を委託することはあってしかるべきですが、その人物が、商いのやり方や利益を独り占めするようなことがあってはならない」
渋沢栄一がお札になる理由、深く納得できますね

彼は自分が生きる時代に自分は何をしなければいけないのか
何をしたいのか「使命」に気が付いた
そしてそれを
・言葉にして
・説いて回り
・賛同者を増やし
・大きなうねりにしていった
会社でもチームでも、成し遂げたいことがある時
皆の意欲を駆り立て
それぞれの力を存分に発揮してもらうには
明確で焦点を絞った共通の「使命」が必要なのです
借り物の美しい言葉である必要はありません
自分の腹から納得できる本当の言葉で書いてみましょう
それこそが人を動かすエネルギーとなるのです
これって大事ですよね~
と自分に言い聞かせてます

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