頭痛診療をしているとどうしても出てくるのがストレス。
特に片頭痛を持っている患者さんはそのストレスと上手く付き合わなければ
いけないことが多いが、ストレスのない人などはいない。しかしそのストレスが
過度にならないようにしなければならないことは片頭痛を持たれている方は自覚されていると思います。
片頭痛を持っている患者さんの84%はストレスを発症因子として、89%はストレスを増悪因子としています。
さらに、片頭痛と精神的ストレス、アルコール、天候の変化などの関連について検討された調査において
44%がストレスを発症要因としており、他の発症要因の中でも最も多いことが言われています。
さらに、片頭痛の50%から70%に頭痛の活動性と日常のストレスとの間に双方向性の関連がある。
つまりストレスが増大すると頭痛の活動性が増し、その結果としてストレスがさらに増えるというという
悪循環になりやすいです。
慢性的な頭痛患者さんの役83%は発症前から何らかの社会的出来事があつたとされています。
また、80%は何らかの心因を自覚しておりさらに、男女別にみると男性は職場内のストレスが
最も多く(39%)、女性では家庭内のストレスが最も多かった(30%)そうです。
これから、ストレスの発症しやすい状況を早く分かることで頭痛になりずらい状況になります。
それには医師とストレスの要因から逃げる方法を一緒に見出すことにより頭痛の頻度が軽減
できるのではと思います。
(日本頭痛学会誌37:73-75、2010より一部抜粋)
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