最近は頭痛外来という外来名が都会では多く診られるように、

なってきましたが、まだまだ全国的には少ないです。


ではなぜ、頭痛外来自体がそんなに普及しないのでしょうか??


皆さん不思議に思われることも多いと思います。

こいれから書くことは私の独断と偏見にて述べることですので、

神経内科の先生、脳外科の先生方が見られたら、、、、、(怒!!)

と思われるかもしれませんがそこらへんはブログですので無視し。。。。


頭痛診断治療は主に脳外科、神経内科が主体となって行っております。

無論、口腔外科、診療内科、形成外科、産婦人科、麻酔科の先生方もしていますが例外

です。


脳外科(脳神経外科)は、脳腫瘍、血管障害、神経生理の部門に分かれ

診療をします。

そして脳外科は字の如く脳の外科ですので手術する疾患があれば積極的に行います。

そうでない慢性的な頭痛についても診療しますが、どちらかと言えば危険な頭痛を治して

なんぼのものと思う先生が多いです。ですので、くも膜下出血や脳腫瘍を診て脳外科医として

生きがいを感じる先生が多いことは事実です。


神経内科の先生方の多くは慢性的な病気を診ることが多いので、頭痛専門にされている先生は

脳外科に比べれば比較的多いです。

神経内科のメインの治療としては変性疾患や脳梗塞を主体に診療をしています。

変性疾患とはパーキンソン病や、難病疾患など難病が主でして、これらの疾患に

挑む先生方と、日本人に多い脳梗塞の治療にのめりこむ先生が多いす。




そんな神経内科、脳外科の主な医師の方向性の違いから頭痛外来をされる方が少ないことが

あげられます。

別の言い方をすれば頭痛専門医の先生方は主の専門分野(脳外科、神経内科などの専門分野)

が本来あり、頭痛診療はsubspecialtyな位置として治療にあたることが多いので頭痛外来は少

ないのです。





ランキングに参加してます. 訪ねて来てくれた方は

下のバナー(↓↓↓)を押してください、よろしくお願いします.

   にほんブログ村 病気ブログ 頭痛・片頭痛へ
    にほんブログ村




昨日も、多くの患者さんを拝見されていただきその後、当直へ・・・

外来が混んでいるから、当直帯を待ってわざと?

救急外来を受診をされる方もいますが、

それはマナー違反であり、順番で待って受診されているまじめな患者さんに

対し失礼!!


勘弁してほしいと今日もお話させていただいております。


当直帯になり今日は重度な片頭痛発作(片頭痛重積発作)の患者さんが救急車で

何人か来られました。


救急医療にのめりこんだ私は救急車のドアが開き患者さんを診るまでどんなことが

この患者さんに起こっているのか?

自分はどの様に判断し動かなければならないか?

といつも考えていましたが・・・・・・・・・


最近は頭痛患者さんを診るときも同じ思いで診察をします。

頭痛を訴え来院される患者さんはどんな頭痛でどうすれば良くなるか?

頭痛を起こす環境原因としてどの様なことが、この患者さんにとって問題であるか?

などなど、色々考えられます。 


救急医療の現場では五感を使っての判断、周囲の情報、問診、画像診断が大切となります。


慢性頭痛の診断には画像診断、特に問診が非常に大事になります。


そんな救急外来の診察と頭痛外来における頭痛診断・治療は非常に奥が深いと今日も感じさせられます。



ランキングに参加してます. 訪ねて来てくれた方は

下のバナー(↓↓↓)を押してください、よろしくお願いします.

   にほんブログ村 病気ブログ 頭痛・片頭痛へ
    にほんブログ村




小児の頭痛は主に、小児神経の専門の先生方が診ていることが多いですが、

私の外来にも小児の頭痛も受診が増えており、学会での話しをふまえてお話を、、、、


小児の頭痛治療や診断には時間をかけご本人やご家族の個々にお話を聞きます。


特にお子さんの睡眠時間、食事をしっかり取っているか?

頭痛ダイアリーも大人と同じではなく、睡眠、食事、塾・お稽古、部活動

など、記載させていただきます。

頭痛ダイアリーは1ヶ月書くとおおよ目安か付くのか、親御さんやご本人が記載をすることを

やめてしまうことがありますが、辛抱強く書いてもらいます。


鎮痛薬やトリプタン製剤による頭痛薬と呼ばれる内服をメインではなく生活習慣や普段の

ご本人の様子をお聞きします。


以前もお話しましたが、小児の頭痛症状は短いこともあり、ご両親が頭痛持ちの方など

自分よりも症状が軽いからだお丈夫とか思いがちになることもあります。


特に、ご両親が片頭痛持ちですと、中には鎮痛薬を親が勧めてしまったりして、

薬に対する抵抗感がないせいか若い頃から鎮痛剤を頻回に服用される方も

みられたりし、面倒なことになることもあります。


私の頭痛治療の基本は大人もお子さんの治療方針も同じで、規則正しい生活、

リズム良い生活を心がけるようお話させていただいております。


頭痛を訴えているお子様は生活リズム、生活習慣の振り返りをして頂く

ことも必要かと思います。




ランキングに参加してます. 訪ねて来てくれた方は

下のバナー(↓↓↓)を押してください、よろしくお願いします.

   にほんブログ村 病気ブログ 頭痛・片頭痛へ
    にほんブログ村