脳脊髄液減少症の疾患定義や診断法については疑問を持たれている先生も多くおられ、
ます。
その中で奈良県立医大ノ橋爪先生は脳脊髄液減少症研究会が最も信頼性の高い
画像診断と位置づけるRIシンチ検査で『偽陽性が出やすい』と指摘しています。
その理由としてIRシンチで髄液漏れが指摘されてもCTミエロ検査にて正常の場合があり
それはIRシンチ検査は解像度がCTミエロより劣るとためと説明しています。
RIシンチでなくCTミエロ検査にて髄液検査で髄液漏れを確認した患者さんに
限定して治療を行ったとのこと、291人中、CTミエロにて9名に髄液漏れ
を確認。この9名例は交通事故に遭っておらず発症契機が不明であり、
その9名に対しブラット・パッチを施行し全員が治癒した。
また、むち打ち後遺症の患者さんで髄液漏れを確認した症例はこれまでのところ
いないそうです。
この報告より脳脊髄液減少症の患者さんはむち打ち症から発症するということに
疑問を投げかけています。
(つづく)
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