脳関髄液減少症で悩まれている患者さんも多くおられ、私のところにも多くの質問、

診断に関する問い合わせがあります。



今年4月には厚生労働省が2年後の診療報酬改訂にて治療法の保険適用を検討する

と名言し、治療方法の硬膜外自家血注入(患者さんの自分の血液を脳脊髄を覆っている

膜に注入する治療法:ブラット・パッチ)を保険請求できるようにすると言い出しています。




さて、この脳脊髄液減少症は以前にもお話しましたが、非常に分からない領域で、

診断基準も2007年に脳関髄液減少症研究会が診断基準を作成ておりますが、

お国が認めたものではなくまだ改訂の必要性があります。




脳脊髄液減少症を主に診察している国際医療福祉大熱海病院篠永先生によると

これまでに約1200人の脳脊髄液減少症患者さんに対しブラット・パッチを施行したことろ、

○治療成績は著効が約3割、

○痛みが残るものの社会復帰した患者さん約4割、

○残りの3割は不変、もしくは一部の改善にとどまっているとのことでした。


ただ、この脳関髄液減少症の疾患定義や診断法に疑問を呈する専門家も多いです。

                                            (つづく・・・・)



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