頭痛といえども性行為時の頭痛は病院でも言い出せないことが多く、患者さん自身悩まれて

いると思います。

性行為の頭痛はそんなに多くはないのですが、外来で診察をしていると時々訴える患者さんがいます。


性行為に伴う頭痛は、性的興奮時や性交後に頭部の両側性に出現し、オルガズムで急に強くなる、などの特徴があります。

ドイツのクリニックで3タイプがあると報告されています。

①鈍痛型タイプ(性的興奮とともに軽度な徐々に鈍い進行するタイプ=緊張型頭痛に類似)

②激痛型タイプ(オルガズムの時に突発する爆発性頭痛⇒労作性片頭痛に類似)

③体位型タイプ(性行為の体位由来、体位変換時の頭痛=低髄圧症候群に類似)


に分類されます。

詳細は頭痛のタイプにより異なりますが、男性に多く、20歳代から24歳までと35歳から44歳の

二峰性ピークがあり、頭痛のピークはオルガズム時であり、明かなデーターはないですが

通常1分から3時間症状は持続すると言われています。


原因としては性的興奮による急激な血圧上昇による脳血管の機能障害が主要な原因であり、

一般的には脳動脈瘤などの頭蓋内疾患は認められません。とはいえ、性行為の頭痛

については脳動脈瘤がないかどうか、脳に病気が隠れていないか他に病気が隠れていないか

検査し、性行為の頭痛に対する治療を進めていかなければなりません。


そなんな頭痛もあり悩まれている方は頭痛専門医へ受診してくださいね~



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