今日は2次性頭痛の一つである髄膜炎による頭痛についてお話します。
髄膜炎と聞くと皆さんどう思いますか??
風邪を引いたひどい状態、怖い頭痛、特殊な頭痛・・・・・・・・
どれも当てはまっています。
髄膜炎とは脳や脊髄を覆っている膜に細菌やウイルス時に結核菌などがはり込み炎症をおこします。
何でそんなところにウイルスや菌が入り込むのか??
と考える方もいるかもしれませんが。肺炎はウイルスや菌が肺の中で増殖します。
リンパ節炎も同じようにウイルスや菌が入り込み悪さをします。
それと同じで髄膜にウイルスや菌が入り込み炎症を起こします。
ひどくなると脳にも炎症を起こし脳炎となり死に結びつき非常に危険な状態となります。
先日、救急外来で仕事をしていますと、他の医療機関から紹介状を持ち患者さんが
やって来ました。
患者さんは29歳、女性、5日ぐらい前からの発熱と頭部全体の頭痛症状が出現し症状の進行し
首を動かすことが出来ず。さらに腰痛もひどいといっておりました。体温は39.4度
頭部CTでは異常所見はなく腰椎穿刺を行い髄液検査を行ったところ髄液の中に細胞数567/3
正常でしたら5以下、髄膜炎と診断し治療をおこないました。
はたまた別の患者さんのですが、60歳女性の方で進行性に頭痛症状が進み、意識障害まで
出現、髄膜炎から脳炎を併発し、色々な治療を行いましたが残念ながらお亡くなりになりました。
たかが風邪で頭が痛いと思っていると怖いこともあるのできよつけてくださいね。
高熱が続き頭痛症状が進行性にひどくなる場合には迷わず病院を受診しましょう。
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