今日は頭痛診断についてお話します。


頭痛、特に慢性頭痛についてはここ10年で大きく診断・治療方法がかわり

私たち医師にとっても激動の時代にいると言えます。


特に2000年にトリプタン製剤という片頭痛治療にとって画期的な

治療薬が解禁になり長年、片頭痛で悩まれていた患者さんに

とって光の差すような治療薬であり、我々治療を行うものとしても、

魔法の様な薬であった。


しかし、けっして良いことばかりではなく片頭痛に特化した治療薬を

製薬会社を中心に使用することばかり推進し、他の頭痛に

する治療は非常におろそかになり、頭痛の患者さんに

不利益となってしまいました。

ネットでも片頭痛に特化した内容だけを配信している

ことが多くあり(私もなるべく特化しないよう注意してます。)患者さん

には同様に良くない結果につながります。


そんなことで、医師も頭痛に対する治療、特に慢性頭痛に対する治療

については非常に後手に回ってしまいっていることは事実である。


また、違うみかたをすると、慢性頭痛診断の難解な理由としては

頭痛診断治療は脳外科、神経内科、心療内科、小児科、

麻酔科などなと多岐に渡っており非常に広範囲の領域をカバー

しなければならなく、頭痛の程度も本人からの問診等を中心に診察を

進めなければならないため頭痛診療の普及しずらい思われます。

(そのため、言葉が悪いかもしれませんがいかがわしい民間療法が

蔓延してしまっていることも我々の反省点である。)


今現在、慢性頭痛診断をするにあたり頭痛外来が頭痛を診療している

先生方の啓蒙活動により少しずつ広まり、頭痛に興味をもつ医師

も広がりつつある。


頭痛治療、特に慢性頭痛に対する診断治療をもっと我々医師が

しっかりと研究、治療確立をしまい進しなければいけないと強く思

います。









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