先日も、緊張型頭痛の患者さんがいらっしゃいました。
その中の一人で色々な病院に行かれ、頭痛外来を受診希望でわざわざ受診されております。
よくよく話を聞くと朝方は症状はいいのですが、夕方になると
症状の悪化を来たしさらに嘔気、嘔吐はなく両方のこめかみが締め付けられる様
な頭痛がダラダラと続いているとのこと、お話を良く聞き、
画像診断をして緊張型頭痛と診断いたしました。
緊張型頭痛は頭痛疾患の中で非常に多い疾患で、人口の26%に緊張型頭痛が
存在していると推測され、外国では調査時点から過去に男性69%、女性88%の
緊張型頭痛があったと報告もあります。
ですが、緊張型頭痛の患者さんは医療機関への受診率は低く、
頭痛外来に来られる患者さんは緊張型頭痛よりも片頭痛の患者さんの方が
圧倒的に多いです。
緊張型頭痛は『一般的な頭痛』として捕らえる方が多いですがその病気の概念は
輪郭が不明瞭でありしかも背景の要因が存在し重なり合っています。
ですので、しっかりと頭痛診断をし、治療を受けることが最適です。
私は、緊張型頭痛の患者さんにはまず、 日本頭痛学会が推奨する
ストレッチ(頭痛体操 )をお薦めします。
片頭痛の予防にも言いといわれており、
頭痛で悩まれているようでしたらしてみ下さい。
但し、片頭痛で頭痛があるようでしたら運動はしないでくださいね。
次に筋力をつけるのもいい方法です。
以前、お話しましたが、水泳、特に背泳ぎがお薦めです。
あとは入浴をしていただくことです、緊張型頭痛は入浴すると
頭痛症状が軽減しますのでのんびりと入浴されといいと思います。
片頭痛の方は頭痛症状が出現している時は、入浴で頭痛症状が悪化しますので
注意してください。
それでも頭痛症状が改善しない場合は薬で治療をします。
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