突き指、捻挫

突き指の対処は無理ない程度の力で急激に引っ張ることです。ゆっくり引っ張ったのでは効果はありません。但し、力加減には十分注意が必要ですので弱めから思考錯誤してください。


捻挫になってしまって、試合が今度の日曜とかよくあります。無理する必要がない場合はゆっくりストレッチをかけながら養生して下さい。どうしようもないときは下記を試して下さい。

施術方法
■すさまじい捻挫によりはれているときの痛みには2種類あります。
1、腱・靭帯の損傷による痛み。
2、内部損傷による腫れによる皮膚の伸張痛です。


➀、腱・靭帯の損傷による痛みのとり方。
  腱と靭帯が完全に断裂してないことを確認します。力を抜いた自然な位置から、8方向にゆっくり伸ばしていきます。完全に断裂していればその方向に異常に伸びてゆきます。(腱の断裂と一般に言われるものでも、完全断裂はめったにありません。せいぜい20%程度です。人間のからだは衝撃を受けてそこの細胞が壊されたら治しにかかります。最初の半日か1日は過度の治しにかかりますので異常にはれたりします。様子をみて冷やしたりして加減してやり、1日たったら治すことに協力してやります。)

痛みの中心位置から、2~3cm離れた周辺にリンパマッサージをおこないます。

痛みの中心を緩めるようにギュッと押し込み、そのまま痛いはずの動きをさせます。(軽い場合は痛みの中心を抑えても可)

痛みが消える位置を探し出せれば正解です。そのまま根気強く何度も何度も曲げ伸ばしをさせると段々痛みがなくなってきます。


➁、内部損傷の腫れの取り方。
腫れの周囲から、腫れの中心に向かって指でギュッと押し込み続けます。出来るだけ広範囲から、指の腹を使ってうまく寄せ込んでください。腫れの中心にしわを作るような感じです。そのとき患者さんは、深呼吸を続けます。呼吸に合わせて、緩やかに指の押し込み具合も微調整します。吸うときは締め、吐く時は緩めると言う風に、そのときに応じて指先に一番緩みが伝わることを選んでください。5~10分くらいすると腫れが引いてくるのが分かると思います。


施術後は10回程度背伸びしてもらってかるく全身を動かしてもらいます。次に痛みがない程度に「軽くジャンプして。」もらいます。しかし、からだが治しにかかっている最中ですので、またすぐ再発します。同じことを根気よく続けることが大事です。あと、プロテイン等を飲んで、組織回復力を高めてあげてください。