本格的な冬になってきました。稚内を含む北海道では、冬道の運転は危険なものがあります。危険な場面は次の通りです。
①道路が圧雪状態(雪が積もって車に踏みつけられた状態)となりスベります。
②吹雪や地吹雪で前方がまったく見えない「ホワイト・アウト」が発生すると非常に危険です。
③吹き溜まり(道路上に雪が堆積したもの)に突っ込むと脱出できないことがあります。
④視界不良のため、路肩に転落という危険性もあります。
なお、吹き溜まりの恐ろしさについての動画は以下をご覧ください。
さて、これらの状態に対応できる必要があります。
①については、当然タイヤはスタッドレスですが、滑るものは滑るので、慎重に運転するしかありません。特に急ブレーキが危険で、簡単に滑ったり、スピンしたりします。ただし、フットブレーキを踏む前に、エンジンブレーキ(SやB)を使うと相当程度減速できますので、これである程度減速してからフットブレーキを踏めば、スリップの確率はかなり下がるような気がします。
②については、はっきり言って、運転者にはどうしようもありません。ただし、それに備えて、防雪柵が設置されている道路も多く、これが吹雪くと守ってくれます。また道路上の矢印標識が道路の場所を示してくれます。

③と④については、これも運転者にはどうしようもないのですが、その事態に備えるための道具を常に車に積み込むことで、対策を取ることができます(写真)。以下に紹介します。

1.シャベル
吹き溜まりに突っ込み、動けなくなった場合、車の下の雪を除去することで脱出できることがありますので、それに使います。
2.長靴と手袋
1.の作業を野外でするために必要です。
3.毛布と携帯カイロ
動けなくなった場合、ずっとエンジンをかけていると、車の排気口がふさがった場合に一酸化炭素中毒になることがあり(実際にこれで亡くなった方もいます)、エンジンを止めた方が無難です。そうすると当然暖が取れなくなるので、暖を取るためのものです。
4.牽引ロープ
路肩に転落した際、他の車に引き上げてもらう際に必要です。筆者も路肩に転落した車を何回も見ました(ありがたいことに、今まで筆者自身は経験していません)。
5.懐中電灯
夜間の作業に備えるためです。
6.脱出用板
さらにホーマックなどで、こうした脱出用の板が売っています。タイヤの下に入れ込むことで摩擦を増し、脱出できる可能性が上がります。

筆者は、稚内滞在中はレンタカーですが、借りた直後及び返却する直前以外は、常にこれらを車においています。ただ今のところ、幸いなことに、これらが「役にたった」ことはありません。

あとレンタカーもコンパクトカーの場合、タイヤが小さく、ホイールベース(前輪と後輪の間の距離)が短いため、冬道で安定しないことが多いです。よって筆者は冬期間はセダン型のなるべく大きめの車を借りています。もっともそれでも不安定ですが。
あと、車を駐車し、雪が積もるとフロントガラスが雪が凍ることがあります。これを解凍するスプレーも売っていますので、これも車においておきます。

このように、北海道での雪道運転は大変ですが、白く美しい世界で住むためには致し方ありません。なお、公道は除雪部隊が除雪してくれます!(以下の動画)