
セイコーマート(以下「セコマ」)という北海道地盤のコンビニがあります。今年9月の震災直後でも営業を続けていたことがあり、「神対応」とも言われました。
その「神対応」とも密接に関連する形で、セコマが提供する「ホットシェフ」というものがあります。これは、店内調理の料理をまさに、温かく提供するというものです。実は震災の際、ホットシェフ用の設備で、ご飯をガス釜(電気が要らない)で炊いて、温かいおにぎりとして提供したそうです。

ホットシェフのメニューですが、フライドチキンもありますが、これはどこのコンビニでもありそうです。やはり特徴的なのが、どんぶり系なのです。筆者が今まで食べた中では、以下のものがあります。
カツ丼、親子丼、豚丼、デミチーズバーグ丼、カツカレー
何を隠そう、筆者は、このホットシェフのどんぶり系が大好きなのです!

まず、やはり工場で作って冷たくなったものをレンジで温めたものと違って、やはり美味しいです!電気が止まったブラックアウト時に、温かいご飯が食べられるだけでも、癒されますね。まさに「神対応」です。
あと、やはり北海道の土地柄にフィットしているのではないでしょうか。
まず、セコマの特徴として、北海道のどんな小さな自治体にも必ず一店舗はあるほどの、道内密着型なのです!具体的には北海道の179市町村のうち、なんと175に進出、店舗数は約1100店とのこと(日経MJ、2018年10月31日)。つまり、北海道でどこに行っても、必ずセコマを見かける、という状態です。稚内市内でも、至る所にあります。

このように「北海道のどこにでもある」セコマですが、北海道の都心の一部を除いては、基本的に車社会です。よってセコマにも普通は車で行きます(最近の店舗は駐車場が広いところが多い)。
例えば、ドライブ中や会社員の昼の休憩中、コンビニで食べ物を買って車の中で食べることが多々あります。コンビニの駐車場でもいいのですが、地方部の場合、休憩所があることもおおく、人目のつかない場所で食べることも可能です。
そうした車社会の北海道で「車内食べ」が、おそらくは都市部と比較して多いということも、ホットシェフの普及の背景ではないかと。
また、小さな町においては、そもそも飲食店がないところも多く、セコマがそれに近い役割を果たしているということも指摘できます。
筆者も稚内周辺にドライブに行った際に、昼食としてホットシェフを愛用しているところです。そもそも飲食店がないところもありますし、あったとしても、いちいち注文して待つのが面倒、というのもあります。
加えて、北海道の地方部の土地代(賃借料)は安いので、ホットシェフのメニューを作るために、場所を取ったとしても、それほどコスト増にはならないのかもしれません。
他のコンビニでも最近は店内調理が充実してきましたが、やはり、チキンなどの「冷凍を揚げる」ものが中心で、なかなかご飯系の店内調理は見かけません。やはり都市部では、調理器具を置く場所が取られ、結果として他の商品の陳列数が減少し、店舗全体の利益率が下がってしまうからでしょうか?
北海道へお越しの際は、ぜひセコマの「ホットシェフ」をお試しください。