【書評】★☆☆☆☆
カスタマージャーニーとは、顧客がブランドや商品を認知、購買、再購入する段階でブランドが提供する接点を行き来する一連の顧客体験のことを旅(ジャニー)に見立てて顧客との接点整理・整頓するマーケティング手法の一つですね。
AIDOMAやAISASといった顧客接点の考え方に、架空の人物像、ペルソナで具体的にどのように商品に接触、購入、ロイヤルカスタマー化していくかを書き出してマーケティングコミュニケーションの戦略、設計をしていくことに使うんだろうと思います。
本書では、JAPAN CMO CLUBに参画する大手企業のカスタマージャーニーのコンセプトの事例が多数掲載されているが、どれも浅はかで参考になるものは無いという印象です。
カスタマージャーニーマップは、見た目ではとてもわかりやすく図解されるものでしょうが、その先の最も重要なマーケティング戦略や実際の施策、関連付け、相乗効果の作り方などまでは、落とせない。
一見、とても華やかなでわかりやすいが、使えない手法なのではないかと感じてしまう。もう一歩踏み込んだ考え、内容を期待していたので、ちょっと残念。。