ヒトラーが支配した暗黒の時代、ドイツは世界一の自殺大国でした。
しかし、今では、自殺率は日本の1/2以下。しかも年々減少傾向にあります。共に世界大戦の敗戦から立ち直り、世界有数の工業国、貿易立国となったドイツと日本。非常に似通った両国なのに、この差はどこから生まれてくるのでしょうか?
キーワードは「夢」だと、私は思います。
多くの人が輝かしい未来が来ることを夢見ていた高度成長期、日本の自殺率は低下しました。しかし、バブル崩壊以降、多くの人々が夢を失い、自殺は急増していきました。
ドイツの場合、東西ドイツが統一された1990年前後から、急速に自殺率が減少し始めます。失業率の増加等、多くの苦難を受けつつも、ドイツの人々は、"統一ドイツの建設"という夢に望みを託す事が出来たことが、自殺率の減少につながったとは言えないでしょうか?
現在もドイツの失業率は日本を上回っています。しかし、たとえ職を失っても、あるいは他の災厄に陥ったとしても、国民が夢を失わないような仕組みや社会的風土がドイツにはあるように思います。
日本はドイツに学ぶべきだと私は思います。
主要国の自殺率長期推移(社会実情データ図録より)
http://www2.ttcn.ne.jp/~honkawa/2774.html