
オ・ペイシがサンパウロのサンバチーム、モシダージ・アレグレでお世話になって30年ですが、そのうちの28年は、モシダージ一伝統のあるアーラ(パレードの小集団)に所属させてもらっています。
そのアーラのリーダーが、今年、サンバ50年の栄誉を何と、サンパウロ州の立法機関、州政府議事堂で表彰される、というので、日本にいる時から、その表彰式には、私も是非、参加させてもらいたい、とチームと連絡を取っていました。
このリーダー、ブラジルの母、といった美しい凛とした女性で、28年前から、実によく私の面倒も見てくれ、衣装制作からパレード練習の隊列作り、衣装の着付け、細かい打合せ・・・とカーニバルに関わる全てのことをやってくれています。
「サンバ功労者」のたすきを受け取るセレモニーで、リーダーは、全身、純白の服でシルバーの輝くネックレスや大きなイヤリングを付け、フォーマルな姿で、自宅から、みんなでバス2台に乗り込み、議事堂へ向かいました。
表彰式での司会者の解説によると、私たちのリーダーのように50年、一つのアーラにずっといることは、とても珍しいそうです。私たちからすると、リーダーは、いつもそこに、当然いる人なのですが。
リーダーが功労者のたすきを受け取ると、みんなで、彼女の名前を大声でコールし続け、歓喜と感動にあふれた、かけがえのない、ひとときでした。
私たちのリーダーは、悲しいことに22年前に、最愛の息子を不慮の事故で亡くしており、サンバでも仕事でもリーダーの右腕であった息子を失った時の悲しみを多くの人達が知っているだけに、サンバ50年の表彰は、大きな大きな喜びでした。
人生と共にあるサンバをかみしめることができた表彰式でした。








