ＬＥＤとは、LightEmittingDiodeの略で、発光ダイオードと呼ばれているものです。
ＬＥＤ照明は、即時点灯性が良いということで、点灯した瞬間に１００パーセント点灯ができるという優れた照明です。
蛍光灯電球の場合は、点灯したときは、７０パーセントくらいの点灯になり、数秒してから１００パーセントになるということです。
そのため、蛍光灯の場合は、つけたり消したりした瞬間の突入電流によって、エミッタが消耗してしまい、寿命が短くなってしまうというデメリットがありますが、ＬＥＤ照明ならば、頻繁につけたり消したりしても、寿命が短くなるという心配がありません。
そのため、白熱電球の４０倍、蛍光灯の４倍から５倍くらいの４００００時間くらいまで点灯できるということで、長持ちします。
また、維持管理を考えた場合でも、メンテナンスを頻繁に行う必要がありませんので、とても便利ということです。
ＬＥＤは、このように寿命が長く、高輝度を得られるという優れた光源ですので、家電の表示ランプや、信号機などにも使用されています。
ＬEDの電球が注目を浴びて、世の中に出てきて久しい昨今ですね。
そのLEDのライトですが、今や、ほんとうにいろいろな場所で使われています。
たとえば、みなさんは、どのようなところで使われているのをイメージされるのでしょうか。
自宅の蛍光灯というのは、一般的ですよね。
めずらしい場所で使われているお話をしましょう。
実は、信号機でも使われているのです。
LEDライトの特性を生かした、はっきりと明るく見えるというプラスになっているポイントを、私たちの日常生活、安全でなければならない部分、交通の分野において、信号機のライトと言う形で、守ってくれているのです。
ここまで一般的に普及したLEDですから、信号機に使われていても、何も問題ありません。
むしろ自然な発想だと言えます。
しかし、雪がたくさん降り積もる地域、雪国といわれているような豪雪地帯では、信号機もダメージを与えられます。
従来の信号機では、LEDのような機能はないため、光るために、たくさんの熱を放出していました。
信号機も、その熱でもって、雪を溶かしていたという事実があります。
LEDにになることにより、そうした問題も出てきます。
しかし、それを跳ね除けてでも、とても便利なLED証明ですから、未来に期待したいですね。
電球形の蛍光灯よりも、消費電力をおさえられるというLED照明ですが、白熱電球からの交換ですと、まだ優位性が確立できていないということです。
LED照明と白熱電球を比べたとしたら、多くの項目でLED照明が優勢といえます。
LED照明は、発熱量も小さくて、消費電力をおさえることができて、輝度も高くて、光束も豊富ということで、ランプの寿命においては、LED照明と白熱電球では４０倍くらいの差があるといいます。
そういったなかで、白熱電球がLED照明よりもよいとされているのは、照射対象本来の色を、忠実に再現できるかをあらわしている演色性の高さで、演色評価数は、LED照明では、一般器具で７０から８０前後くらい、高演色性器具でも９０前後くらいということですが、白熱電球の場合は、演色評価数が１００ということです。
しかし、LED照明がハイスペック化してくることもありますので、こういった差もいずれはなくなると予測されています。
