「・・・ねぇ、ニア。」
「何ですか?ヨーコさん」
大グレンの上、青空を一望出来る場所――私がニアの髪を切り落とした場所で、ライフルの手入れをしながら隣で私の作業をじっと見つめているニアに問う。
「えー・・・と、その・・・ごめん、ね?」
「なぜ、謝るのですか・・・?」
ニアは首をかしげる。
「あの・・・その、さ、あの時ニアにライフルを向けて・・・」
あの時――アディーネがニアを人質にし、勝負を挑んできた時
「あぁ、あれですか。別に、気にしていませんよ。」
ニアは一度俯き、空を見上げ、
「あの時ヨーコさんにあんなことをしてもらっていなければ、私は今ここにいなかったかもしれません。」
淡々とそう語るニアの横顔を見つめながら話を聞く。
「むしろ私はヨーコさんに感謝しているんです。ありがとう、ヨーコさん。」
ニアは笑顔で顔をこちらに向ける。ニアの瞳はとても綺麗でついつい見惚れてしまう。
「・・・ニア・・・・。」
私が謝りたいのはそれだけではない。
初めて顔を合わせたときだって私はニアを拒絶しようとしていた。
今思い返せば私は彼女に対して沢山ひどいことをしてきていたのかもしれない。
「・・・ん?・・・ヨーコさん!」
「なっ、何?ニア。」
そう呼ばれ、気づけばニアの顔は目前に迫っていた。
それに驚き、ついつい私は大声を上げてしまう。
「何かありました?大丈夫ですか?ボーっとしちゃってヨーコさんらしくありませんよ。」
「何でもない!大丈夫だから・・・!」
思わずあせり、手にしていたライフルを落とす
「そう、ならいいんですけど・・・。」
ニアは目を丸くして言う
「あ、あのね、ニア・・・」
落としたライフルを拾いつつ、私は言う。
「どうしました?ヨーコさん」
「その・・・えと・・・。」
私はニアのいる方向を向く。
視線が合う。
それが、なぜだか恥ずかしくなり視線をそらす。
「その、それからも、よろしくね?」
俯き、私は言う。
なぜだか口から出た言葉。
「はいっ。よろしくおねがいします、ヨーコさん。」
再びニアの方を向くと、ニアは笑顔で言った。
その笑顔を見て、私は本当にニアを心から受け入れることが出来ているんだなぁと思った。
今思うと、ニアは初めて出来た同年代の女友達かもしれない。
そう考えるとなんだかうれしくなる、
「これって、友達、って言うんですよね?」
ニアは疑問を浮かべた顔をする。
――友達。
この言葉を聴くとなぜだか胸が痛んだ。
「・・・友達・・・か。そうだね。友達、」
きっと私はこのことをすごくうれしく思っているにちがいない。そう思った。
「それではヨーコさん、そろそろ戻りませんか?」
ニアの方をみると、ニアの手は私のほうへと伸びていた。
「うん。戻ろっか。」
その手をとり、私はニアとその場を歩き出す。
これからずっと、この友情は崩れませんように。ニアと一緒にいられますように。
――そう願いながら。
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あとがき
なんじゃこりゃぁぁああぁぁぁぁ
としかいえない。
お題と関係あるのかこれ?!
A.M 0:00 様からお借りいたしました
お題、GLです。
①女の友情は何よりも固く!
②百合の花
③男らしさ、女らしさ
④かわいいひと
⑤王子さまとお姫さま
⑥男の子よりも
⑦ピンクの唇
⑧悩みは胸の大きさ。
⑨ガールズラブ
⑩だって好きなんだもん!