色で言うなら黄色だろうか。
目を開けているのもままならない。
僕はいつものように下を向いた。
家には開けてはならない扉がある。
そこには恐ろしいものを閉じ込めているらしい。
ずっと部屋の中にいるなんてどんなに辛いだろうか。
それが辛いという感情も持つ物なのかすら分からないけれど。
外は自由だ。
中は暗くて、何もなくて、誰もいない。
外は自由だ。
僕はこの景色が気に入っている。
紫色の木々やカラフルな花々。
それらを間近で見ることは出来ないけれど。
・・・・・・閉じられた扉の先に何があるのか。
景色を分断している扉の先に何があるのか。
それでも僕はそれを開けてはならない。
不意に空間が闇に包まれる。
ああ、また太陽が疲れちゃったんだな。