過去の栄光の話をするのは昨日見た夢の話をするのと変わらない余程の有名人でなければ、もしくは相手が身近な人でなければ、大抵はその過去の栄光を知る人はいない。それを自慢話にしても、相手はそれを現実のことだと思えない。現在と差があればあるほど、それは夢物語にしか聞こえない。本人の記憶には確かに映像として残っていて、けれどそれは他人が見ることは出来ない。他人の見た夢の話ほどどうでもいいことはなく、それはつまり過去の栄光などどうでもいいということなのだ。