特別は普通に。普通は特別に。変化は変化し、可逆は不可逆へ。盲目になっていられる時間は短く、綺麗な部分だけを見られる時間は呆気ない。裏も表も見えたとき、それは案外目新しいものでもなくて、仮にそれが斬新なものであったとしても、少し経てばそれが当たり前に変わる。特別な存在であればあるほど、不意に出る「普通」な部分に失望する。最初の点数が高いほど、評価はされづらくなる。それでもその「普通」が目の前から消えた時、それが特別であったことを思い出す。その瞬間までならいくらでもやり直す機会があったのに。その瞬間までは特別を思い出すことなど叶わない。気付いた時には全て手遅れ。だから、気付く前に。当たり前で普通である今のうちに。