昨日の記憶がない うつ病 | パンパンパンダのブログ

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うつ病治療を初めてから、記憶の欠落を自覚することが多くなった。
昨日は、社会復帰のためにボランティアに参加した。
知らない人に囲まれ、知らない人とコミュニケーションを取る事に、強い不安を覚えた。
ボランティアのため給料が発生しないにも関わらず、迷惑をかけている、損害を出しているという気持ちが消えなかった。
たった5時間弱の間に、精神は異常をきたし、涙腺が崩壊しそうになった。もう無理だ、今日で終わりにしよう。そう思った。

説明されたことや会話内容などほとんどが頭に残っていない。
聞こえてはいたが頭に入らないためメモを取ることも出来ない。
数秒前に紹介された人の名前を忘れてしまう。

自分の『使えなさ』がどうしようもなく嫌になった。

帰る途中、主に家族から確認の連絡が来た。
「どうだった?」と聞かれたら、働いている人はみんな良い人そうだし、仕事は苦じゃないし、やりがいのある仕事だと思った、と答えるしかない。
だからこそ、皆が安心したような反応を示す。
苦悩が伝わるはずがない。
問題は仕事内容にあるわけではなく、自分自身にあるのだから。

今日も同じところへボランティアに行く。
昨日出来なかったことを今日は出来るようにしたい。
出来なかったこと。出来なかったこと。
なんの引っ掛かりもなく思い浮かぶ。
けれど、それ以外のことが思い出せない。
失敗したことしか思い出せない。
苦しんでいる自分しか思い出せない。

けれど、何かあったはずなのだ。
途中で、今日でやめようと思っていたのに、また明日頑張ろうと思えた何かがあったはずなのだ。

それでも、思い出せない。
前に進むための大事な出来事だったはずなのに。