周りのカップルの中で『旦那さん』と呼んでいるのを見て自分たちもそれを真似ることにした。
けれど、『弟の夫』を観て、必ずしもどちらかが『奥さん』になる必要などないと知った。
自分も彼氏も性自認は男。
それでも、『旦那さん』の相手は『奥さん』でなければいけないと思っていた。
奥さんと呼ばれることに違和感はあったけれど、それでも嬉しかった。
それ以上に「これからは2人とも『旦那さん』にしよう」と言われた時の方がずっと嬉しかった。
男の自覚を持ちながら男を好きになり、尚且つ『される側』の自分を、男であると認めてもらえた気がしたから。
生まれ変わっても男でありたい。
たとえ、それでまた男を好きになったとしても。