エメラルドグリーンに輝く蝶が舞う空。
そこに人型の闇が浮いていた。
それは影のようで。
それは陽炎のようで。
結局、私にはそれが何かは分からないままだった。
分からないことはそれではない。
正直に言ってしまえば分からないことだらけだった。
何故こうなってしまったのか。
急速に近付いてくる地面を見て、強く目を瞑った。
ああ、私は死ぬのだ。
これで全てが終わるのだ。
潰れる音、ぶつかる音、砕ける音。
色々な音が同時に聞こえた瞬間、私の意識は途切れた。
キーンコーンカーンコーン
終業のチャイムと共に、繰り返される悪夢が始まった。
-続く-