今まで何度も他の人を好きになって、それでも好きなままで、告白してみたけどやっぱりダメで、それでも友達でいてくれた。
それは想像してたよりとても辛いことで、いっそ絶交してくれたらどれだけ楽だったか。
けど、これはきっと俺に対する罰で、その罰を背負うことすら放棄して、一方的に友達をやめようと距離を置いた。
何度目かも分からない。けれど今回は今までとは違った。
他の人で誤魔化しながら忘れることが出来た。
無性に連絡したくなるなんて日も来なくて、年明けの連絡もしなかった。
けれど、向こうから連絡が来た。
無視なんて出来なくて、けど形だけの心無い返信をした。
会える日はないかと言われ、白紙の予定を嘘で埋めた。
残念だな、という彼に、また機会があれば、と社交辞令を返した。
これでもう終われると、そう思った。辛い気持ちもそれほどなかった。
けれど、向こうは引き下がった。
また一緒にゲームをやらないかと。
休みの日は電話しながら何時間もゲームをしていた。少しずつ予定が合わなくなって、彼は別の友達と遊ぶようになって、元々ひとりでゲームをしない俺は、そのゲームを引退することにした。
それをもう一度と。
またいずれ終わりは来てしまうのに。
それを分かっててまた同じ道を歩けと。
彼が見える位置にまた戻ってしまった。
久しぶりに声を聞いた。
懐かしかった。
けれど楽しむことが出来た。
きっともう好きではないのだろう。
友達として好きなだけなのだろう。
なのに何故、ほかの人達がどうでもよくなってしまうのだろう。