好きと言って別れる | パンパンパンダのブログ

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人間それぞれ違いはあれども
「好き」という気持ちは番人共通だと
何故だか思い込んでいた

君は僕に好きだと言った
僕の手を握り嬉しそうに微笑んだ
僕の体を抱きしめて
安心したように眠りに就いた

僕は確かに嬉しかったんだ
愛を確かに感じたんだ
でも僕はどう伝えればいい
君がしてくれた愛の証明を
僕にはどうも出来そうにないんだ

君を大切に想う気持ちはあるのに
君を愛おしいと感じる瞬間はあるのに
君を好きだと自信を持って言うことが出来ない
僕は確かに君を好きなはずなのに

そのまま君と僕に別れの時が訪れた
僕の気持ちが分からないと君は言った
僕にも分からないと僕は言った
それが君に分かってもらえるはずもなかった

さようなら
そう言って君はいなくなる
待ってという言葉しかない僕に
君を引き止める権利などないのだろう

失ってから気付いたんだ
これが好きってことなんだろうと
心が引き裂かれ痛く苦しい
食べ物の味も分からなくなった

けれど君はもう戻らないのだろう
最後まで僕を好きだと言ってくれた君に
最後に好きと言った僕は狡いやつだよね
君を困らせることしか出来なかった