あなたの痛みなんて分からないよ
分かるフリも出来ないよ
私がどんなに考えても
私の痛みはあなたのどれだけかも分からない
家族離散も死別も
金銭トラブルも不貞行為も
裏切りも詐欺も
事件を起こしたのも起こされたのも
私には何ひとつ分からないよ
あなたがどれだけ苦しんでいるかなんて
分かった顔して相槌なんて打たないよ
偉そうに言葉を並べるつもりもないよ
それでもあなたが救われるなら
私の言葉に何かを感じるなら
私が役に立てるなら
それでいいんだよ
そんな敵意剥き出しの目で見ないでよ
あなたの痛みなんて分からないよ
分かるフリも出来ないよ
私がどんなに考えても
私の痛みはあなたのどれだけかも分からない
そんなことは分かりきっているから
私は何も言わないよ
「私の痛みを分からないくせに」
そう言われたくないから
私は何も言えないよ
痛いほど分かっているんだ
人は他人の痛みを理解出来ない
だから私も他人に望んじゃいけない
求めてはいけない
ひとりだ
ひとりだ
でもひとりは増やしちゃいけない
だからひとりなんかにはしない
・・・それでもたまにね
思ってしまうんだ
溜まった気持ちをすべて言える相手がいたなら
それでも優しく抱きしめてくれる相手がいたなら
今みたいに涙を流す必要はないのにな
愛されたいなら愛すことから始めろと
優しくされたいなら優しくしろと
そんな言葉を信じても
どれだけ与えても誰からも返ってこないじゃないか
誰でもいいんだ
誰でもいいから
自分のことを不幸だなんて思わないよ
孤独とはかけ離れた生活を送れている
最悪とは程遠い人生を送れている
そういうことじゃないんだよ
わからないよね
そりゃそうだよ
自分でもわからないんだから