自分は自分といる限りひとりではないと気付いた今
ひとりではない孤独を知った気がする
自分は自分という自分なのだと外から認識したとき、自分は自分という他人のことを本当に理解しているのか怪しくなった
その他人は自分なのだからその自分から外の自分を見ると、外の自分もまた他人なのだと思う
実際に外から中の自分は見えても中から外の自分を見ることは出来ないのだが、きっとそうなのだと思う
自分の中の自分はすべて他人なのだ
自分の中の自分は自分じゃないかと思いたくても、その瞬間の自分が自分だとは限らない
他人だと思って見てみるとやはり怖い
他人が自分と名乗って自分を演じているのだから
その自分は演じている時点で自分ではなく
演じない自分が本当の自分なのだろうと探してみても
演じないことを演じているような気がして自分を見つけられない
探そうとしている自分と探される自分は当然別な人間なのかもしれない
それなら探すこと自体無意味な気がする
それでも探さないといられない
ひとりだと気付きたくない
周りを見回しても知らない自分がたくさんいるだけだった
知らない
誰なの
怖いよ
寂しいよ
周りの自分は自分を無表情で見る
そんな自分を自分は無表情で見ている
そしてどこかの自分は涙を流した