沖縄イメージを旅する」という本があります。



多田治さんという社会学者の著書です。


沖縄イメージを旅する―柳田國男から移住ブームまで (中公新書ラクレ)/多田 治
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本の中に、


観光は、いったん否定されながら肯定される


という言葉があります。

さすが学者の先生は難しい

表現を使いますよね。

いまいち、ピンときません・・。


本では実例として、

八重山の島々の文化観光を挙げています。

観光の当事者たちは一様に

・観光のため

・もうけのため

・ネタにする

という発想を直接には否定しつつ、

観光活動に取り組んでいるそうです。

その結果、伝統や純正さ

という観光的価値が保たれるのだとか。

たしかに、目の肥えた観光客には、

ありきたりのハコものでは

満足しないでしょうし、

世俗化、観光化されてしまうと、

魅力は半減しますよね。

カリブの知られざる楽園ベリーズは、

幸いまだ大資本が入ってきていないので、

人工的なリゾートにはなっていません。

幅広い年代に人気の沖縄。

観光戦略は、参考になります!