最近のジレンマは
20代の頃なりたかった30代の理想が
今の自分とかけ離れて言ってるところです。
おばかな自分でいたいのに、大人の自分を演じていると言うか・・・
20代の頃に思った会社への不満、上司への不満
それを十年たった今言われて嫌だったことを自分の言葉から発しなきゃいけない自分がいるのです。
零細企業の経営者である私もつい最近までそういうことは考えませんでした。
最近になって大企業を目指すことは常識人であることなんだと思います。
なので大企業の組織は良くできているなあとつくづく感心します。
逆に言うと、いい会社でも儲かっている大企業になれずにくすぶっている所はたくさんあります。
それはそういう組織を作れずにいるからです。
最近資金調達をしてて判った事があります。
IPOを目指すと言う事は
会社のスタートアップから出口が決まっていると言う事です。
なんとなく会社を立ち上げていった経過と結果ではないと言う事。
なにが言いたいかと言うと、資本政策、事業計画どおりにどれだけ
具体的に事業を進められるかと言う事になります。
今、そんなの当たり前じゃんと思ったあなた、そう、その通りなのです。
しかし、会社を立ち上げれば判ります。
自分の描いた事業計画がずさんでいかに計画通りにいってないかを。
要は紙に要件を綿密に精度良く落としきれていないのです。
それでは投資家からお金をだしてはいただけません。
資金調達が今まで弱かった理由がわかったのです。
説得力がない。私が良く言われたのは社長としての人間的な魅力はあるけどねと。
魅力だけでは担保にならないと。
いかに信憑性をもたせつつ、計画どおりに実行できるか、とリスクヘッジ。
チェスでいうと王と言うコマに徹し、任務を遂行できるかという
業務でしかないということです。王は王と言うコマでしかないことです。
例えばこのブログも今好き勝手に書いていますが、
来年の1月から新しい会社が始まったら、こんな弱音や愚痴は死んでもかけなくなるでしょう。
愚痴ったら思いっきり部下への統制がとれなくなってしまう。
また、今後はIRにも力を入れていくので今は顔を隠してブログを書いていますが
顔と名前が一致していくと思います。
そうすると自然と動きが制限される。
悪い事ができなくなると言う事です。
悪いと言う事と魅力は紙一重にあると言うのが
僕の持論なのでココがなくなったり馬鹿をやれなくなる事は自分にとって悲しい事です。
ですがその対価として得るものは計り知れないものです。
今までの自分のやっていた社長という職種は遊びだったと思うでしょう。
社長の仕事は資金調達、株主対応、組織体制作り、
数字を見ること、大まかなビジョンを社内に示す事、リスクヘッジ。
これに凝縮している事だと最近ははっきり言えます。
これらの業務がつまんないか面白いかは別にしてこれらの事はまた大きくなるチャンスだと思います。
そして達成感や摩擦や非難を浴びながら、人間として成長し、強くなるかも知れないからです。
それは誰もが与えられるわけではないチャンスだと思うのです。
近い将来私はインベスターになりたいと思っているので、今回の会社は自分がケーススタディーとして自分の会社に
インベストメントするようなものだとも考えます。
株主と経営者と両方の醍醐味が味わえます。
インベスターになるには自分の会社をIPOさせることが一番の近道と考えています。
しかし、コマに徹し自分を律する事は僕にとってすごくつまんない事なのではと思いますが
夢の実現のために将来やんちゃな兄ちゃんに戻るためには
40才までは大人を演じようと決意しました。
普通の30過ぎた大人の方はこんな事考えもしないでしょうが
子供の僕は子供でいたいと本気で考えてる人間です。
本当に子供な方と子供の心を持つ大人大きく違うでしょうね。
それを近い将来実感できればいいですね。
そういうハザマで悩む今日この頃です。