先日、佐賀県出身で世界的に有名なキーボーディスト・辻りえさんの凱旋ライブを聴きに行った。
丈が少し長く、鮮やかなブルーのジャケットの袖を捲り、高いヒールを履いて彼女はグランドピアノの前に座った。
彼女は何年もビヨンセの専属キーボーディストとして、世界ツアーを回っているミュージシャンだと聞いていた。また、バークリーで学んだ優秀なピアニストだとも。パフォーマンスは、まるで音楽に生きる彼女たちの日常だった。
後半にはゲストシンガーとして、佐賀県出身のShinoeさんがマイクを持って登場。
ゴスペルアレンジの曲が披露される等、今回の座組みならではのギフト。
Shinoeさんの言葉を借りれば、
辻さんはスーパースター。
確かに彼女たちの音楽は、リクエストやエクスキューズ、クレームと云うものには全く無縁だった。カッコいい。その一言に尽きる。
「ただそう生きるだけ。」
寧ろ、そう生きることの方が、よっぽど難しい。