あけましておめでとうございます | 今日も元気に頑張ろう! ビジネスは創造と挑戦

あけましておめでとうございます

2009年がスタートしました。


年末年始の休暇は、いかがお過ごしでしたか?


この年末年始は、製造業の派遣社員を中心に悲劇が襲いかかりましたね。


いわゆる「派遣切り」です。


「派遣切り」は、派遣労働者だけでなく、派遣会社にも大きな影響をもたらしています。


ある派遣会社では、200人の派遣労働者が60人に減少してしまったところがあります。製造系の派遣会社の多くが同じ状況におかれていると思います。


特に自動車産業に係っていたところは、悲惨な状況です。


さて、そんな中、東京日比谷の「派遣村」話題話題になっています。こんなことは、私が知る限り、初めてのことです。確かに、年の瀬に契約を解約され、正月過ごすはずだった寮を追い出されたのでは、路頭に迷うのは、しかたありません。


もう少し、待ってあげられなかったのでしょうか?


契約の切れるのが、年末ということでは、マスコミに騒がれてもしかたのないことかもしれません。企業側も、もう少しうまく立ち回ればよかったのではないかと思いますが・・・・・


企業の責任、派遣社員の自己責任、派遣会社の責任、国の責任などいろいろなところに責任の所在があると思います。今となっては、誰が悪いという議論よりは、早く正常な状態に戻れるよう、みんなが力を合わせて努力しなければならないのではないでしょうか。


この年末年始、私は、大分県杵築市で過ごしました。


昨年のブログでも書きましたが、昨年末杵築市はとても有名になりました。キヤノンなどを解雇された失業者たちに、市役所やJA、民間などが力を合わせて雇用の創出をし、市の宿泊施設まで開放し、全国の自治体のさきがけとなりました。


しかし、ここで、とんでもない話しを聴いてしまったのです。


こうまでして、みんなで努力して仕事を創り出し、良かれと思って、失業者を雇い入れた職場で、たった1日働いただけで契約期間をまっとうせず、元派遣社員は職場に来なくなってしまったのです。


これには、地元の人たちも唖然とせざるを得ません。なにしろ、その職場では、一緒に高校生のアルバイトも働いていたのですが、彼らは、つらい仕事に文句もいわず、立派に勤め上げたのですから。


派遣社員がすべてそうだというつもりは、毛頭ありません。しかし、いやな仕事なら、すぐにやめてしまう土壌を作っているのも事実です。


契約期間中は、しっかり働く。そんな当たり前のことができるようになってほしいものです。また、派遣会社も、そんな社員になるべく教育をして欲しいものです。